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亜星

5時半に起きると裕香の幻が中空にうかんでいる。

タバコの煙りを昨夜の記憶と一緒に吐き出すと僕は首筋をボリボリかいた。

坂の夢をみていた。

最近移動があまりないせいか同じような景色の夢をみる。

何度目かの眠りの中で僕は裕香と僕と後ろの人間と写真をとった。

太り型のメガネの人間だ。頭に毛がない。誰だか苦労して思い出した。

小林亜星や…」

(おしまい。)